研究会「留学生が考える岡山のまちづくり:地域力の根源とその問題」を開催しました。

2023年7月10日、共育共創コモンズにて、岡山大学・米国務省「重要言語奨学金(CLS)プログラム」の修了生であり、フルブライト奨学生のナタリー・モンテシノさんが、「留学生が考える岡山のまちづくり:地域力の根源とその課題」をテーマに、一年間の研究成果を発表しました。参加者は、高校生や本学の学生を含め約70名。モンテシノさんは、岡山のまちづくりをソーシャル・キャピタル(社会資本)の視点から分析し、日本には、季節のイベント、文化や伝統、防災を含めた日常的な活動があり、それらは、地域の繋がりを強化していると指摘しました。一方、若者が地域に残るための政策を展開し、外国人を受入れた多様性を重視すべきだと述べました。会場からは、米国社会におけるソーシャルキャピタルの現状についてなど活発な質問がありました。

モンテシノさんは、米国に帰国後も、岡山のまちづくりに継続して参加していきたいと述べており、これからも地域総合研究センターと連携していく予定です。