三都市シンポジウムin熊本 に参加しました。

 6月24日(金)と6月25日(土)に金沢・熊本・岡山の大学、商店街、市民団体の連携による三都市シンポジウムが熊本市で開催され、地域総合研究センターから三村教授と岩淵准教授が参加しました。三都市シンポジウムは、旧制高校、庭園、都市規模、新幹線、中心市街地など、共通点の多い三都市が、各々のまちづくり事例を交換し合うシンポジウムです。本年度は、熊本大学が中心となり「まちなかの居場所づくりと新しいライフスタイル」について研究発表が行われました。
 24日のエクスカーションでは、花畑広場の再開発について紹介がなされました。2時間のまちあるきの中で、都市開発に大学が強く関わっていることや、道路を触れあいや交流の広場に活用している事例を学びました。城見櫓に会場を移した後、熊本市は、ホコ道による賑わいのほか、都市計画による段階的な整備が進んでいる点を紹介しました。また、岡山市は、県庁通りのまちづくり事例について、金沢市は、アフターコロナのまちづくりを発表しました。
 25日は、下通商店街に芝生を敷き、若者にとっての居心地の良い場所に関するワークショップが開催されました。若者が商店街で過ごす時間や目的を出し合い、中心市街地における賑わいの要素を整理しました。
 二日間にわたるシンポジウムを通じて、中心市街地のまちづくりは、地域ごとに特色があるが、各世代のライフスタイルに対応して柔軟に発展していく必要性があることがわかりました。来年度は、岡山大学が担当校になりました。